
「中学で不登校になって、今32歳です」
お話ししてくれたのは、愛知県在住のきのっちさん。
中学1年生の冬から卒業するまで不登校になった理由や高校に行こうと決めた思い、
社会人になって3回転職した経緯を話してくれました。
全10回でお届けします。
画像:きのっちさん撮影
#最終回
「僕は不登校でずっと悩んでた」
いまだから言えること
不登校の頃と比べて、
行動したりチャレンジすることに、
躊躇がなくなったように思えます。
どこかで、変わるキッカケがあったんですか?
高校に入ってからは、
生徒会の副会長と学級委員もやりました。
それって、不登校だった
中学時代の僕からすると、
「目立ちたがり」とか「いい子ぶってる」
みたいな捉え方してました。
「そういうことはやっちゃダメ」って、
勝手に自己暗示かけてたんですけど。
高校に行ったら、
みんな好きなことをやってて。
僕は不登校でずっと悩んでたのに、
元不登校でもヘラヘラ笑ってる
友達が周りにいて(笑)
何も悩んでない。
それに始めは「なんで?」って。
「僕はゲームしてる時でも
こんなに苦しかったのに、
なんで毎日家でゲームやってて
苦しまないんだろう」
って考えた時に、
「そっか、好きなことやっていいんだ」
っていうことが、本当の意味でやっとわかった。
で、僕が好きなことって
目立ちやすいものが多かった。
生徒会も学級委員も、
良い子ぶっているわけじゃなくて
これが僕の「やりたいことなんだ」
ってわかって。
で、実際やってみたら
生徒会副会長もできたし、
学級員にもなれた。
そこで、
「自分のやりたいことはやっていいし、
批判する人も別にいないんだ」
っていうのが分かっていって。
「じゃあやりたいことは、
どんどんやっていこう」
っていう気持ちに、
その時なれた気がします。
いいですね。
あ、それと、
ひとつ伝えておきたいことがあって。
僕、不登校の時に
「やりたくなかった仕事1位」が、
カフェの店員なんですよ。
えぇー!
なぜかというと、
めちゃくちゃリア充の人たちがいる空間で、
来るお客さんもリア充だし(笑)
そういうところに、
僕は「絶対いたくない」って。
不登校の頃は、人と話すことも、
人と目を合わせるのも苦手だから、
絶対無理だと思ってたんですよね。
うんうん。
あと、やりたいくなかった仕事の2位が
携帯ショップの店員で(笑)
うそー!!
知識がいっぱい必要そうだし、
ずっとお客様対応してるイメージだったので、
僕なんかは無理な仕事だよな
って思ってました。
だってふたつとも、
めちゃくちゃ人と関わる仕事じゃないですか。
携帯ショップも、カフェも。
そうですね。
「この仕事だけには絶対になりたくない」
と思ってたけど、やってる(笑)
なんか・・・
人生って、
本当におもしろいなと思ってます。
ー
今はどんな生活をしてますか?
娘が今7ヶ月目なので、
子育て中心ですね。
平日は、起きて仕事の準備して、
娘が起きてたら声かけて。
職場が車で15分くらいで、
着いて車から降りる前に
インスタとかチェックして。
残業がない日の夜は、
娘のお風呂を僕が入れたりっていう。
土日は、娘のミルクとかを準備して
近くの公園に行ったりとか。
公園に行くだけでもちょっと大変ですね。
だから娘のお世話が多いかな?
娘が泣いたらおむつ変えたり、
ミルクつくってあげたり。
娘と抱っこしてる時間が、今1番幸せですね。
いいです、最高ですね。
やりがいのある仕事と、子育てと、
不登校サポートの活動もやっていて。
大きな意味で、
これから目指していることってありますか?
今模索中ではあるんですが、
不登校サポートができる仕事を、
副業としてできないかな
っていうのは、すごい考えてます。
うんうん。
ただ、まだうまく言語化できてないので、
言葉にできたら
どんどん発信しようと思ってます。
目指しているのは、
三方よしのかたちです。
お金を気持ちよく払ってただいた分、
僕がなにか力を発揮して、
その方が喜んで、
結果それが社会のためになる
ってことができたらいいなと。
もしくはカフェを立ち上げて、というか作って。
そこで、不登校当事者も含めて、
親御さんが来やすいカフェをするとか。
うんうん。
色々展開ができそうな気はしてるんですけど、
今はインスタで
「きのっちってどういう人なのか」
を知ってもらうための発信を続けてる感じです。
いいですね、ありがとうございます。
では、さいごの質問です。
ー
不登校だった頃の自分に、
今の自分が声をかけられるとすれば、
どんな言葉かけますか?
うーん、悩みますね。
「一言」なんですよね?
・・・・・・
「ゲームやってもいいと思うよ」って言いますかね。
んー!
やさしいなぁ。
色々伝えたいこともあるんですけど、
大人の人が「ゲームやっていい」って、
中々言わないじゃないですか。
そうですね。
それ言ってもらえたら、嬉しいかなって思います。
本当は「一緒にゲームやろう」
って言いたいんですけど、
僕とやりたいかどうかは分からないので。
やって良かったら、
一緒にゲームやりたいですね。
いやぁ、いいですね。
さいごに素敵な言葉をもらっちゃいました。
楽しかったです。
ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
【お話ししてくれた方プロフィール】
きのっち(32)
愛知県岡崎市在住
中学1年~3年まで不登校。
現在は、営業会社で採用担当を行いながら、
不登校サポーターとして活動中。
Instagram
感想メールを送る
更新のお知らせ


