
「中学で不登校になって、今32歳です」
お話ししてくれたのは、愛知県在住のきのっちさん。
中学1年生の冬から卒業するまで不登校になった理由や高校に行こうと決めた思い、
社会人になって3回転職した経緯を話してくれました。
全10回でお届けします。
画像:きのっちさん撮影
#9
「力を抜いて、全力で出来てる」
いまのお仕事
携帯ショップの運営会社ということは、
人事採用とか新人教育?
はい。
本社の新人教育と、
店舗に配属する人たちの
人事採用ですね。
ただ、携帯を販売する経験がないと、
面接や教育もできないので。
去年から人事に移ったんですけど、
最初は店舗販売からスタートしてます。
おもしろい。
携帯ショップって、
コンビニとか、配送業界みたいに
「全国民がお客様」っていうイメージが
私あるんですけど、
今までの仕事とどう違いましたか?
「お客様との接客時間が圧倒的に長い」
っていうのは、
すごい、良い意味で違いましたね。
きのっちさんにとって、
「良い違い」だった?
そうですね。
カフェだと「いらっしゃいませ」って
挨拶はするけど、
よくできて世間話くらいで。
携帯ショップは、
お客様が何に悩んでいるとか、
日頃のどんな生活で過ごしてるかとか、
家族構成とか、っていうことを聞けるので。
そこは全然違いましたし、
お客様のために色々提案できたり、
話しができるっていうのは、
楽しかったですね。
うんうん。
じゃあ販売にやりがいを感じつつ、
人事に配属されてからはどうですか?
カフェの時は、現場にいたので
バイトの子が成長していく過程が
見れたと思うんですけど、
携帯ショップって、本社で教育したあとは、
店舗に移ってしまうから、
教えたその子がどう成長していくのかが
見えにくいのかなと思ったり。
ああ、そうですね。
まず面接は、
僕の中で「夢を語り合う場所」
だなって思ってるんですよ。
いいですね。
なぜかというと、
「会社はこういう風に
ビジョンを掲げてやってます」
って夢を語ってるじゃないですか。
で、応募してくれた人も、
「こういう風に働きたいです。
将来はこういう風になりたいです」
って夢を語っていて。
もちろん、面接なので
表面的な部分もあるかもしれないですけど、
でも、本心から伝えてもらうことによって、
お互いに夢を語り合って。それで、
「じゃあ、こんな感じで
お互いの夢を叶えていきましょう」
って思いが重なった方が採用になるわけで。
まず、ここに
すごくやりがいがあります。
その次に、面接で意気投合しても、
「実際にやらなきゃいけないことが
いっぱいあるから、一緒に頑張ろう」
ってことで、研修を行います。
研修も、僕が考えた内容で
一緒に進めていきます。
終わったら店舗に配属されて、
お客様対応ができるようになって。
その後に、
出世していったりするとすごく嬉しい。
うんうん。
そういうところにやりがいを感じてます。
いいですね。
これ、私の想像なんですけど、
今のお仕事は、
肩の力を抜いてできるのかなって。
きのっちさんにとって、
今のお仕事はどんなものですか?
今の仕事・・・そうですね。
もう本当に、肩の力を抜いて、
全力でできるというか。
「余計なことを考えなくても良くなったな」
っていうのはあります。
でも、まだまだ、
これからもっとキャリアを
上げていきたいなと思ってます。
これまでは「ちゃんとやらなきゃ」とか、
「言われたことをできるようになろう」
っていう、
1人前になるために、
頑張ってきたと思ってます。
うん。
今は、
「もう1人前にはなってるかな」
っていうところはあるので。
次は、
「一流を目指す」ことにやりがいがあって。
今までとは違う景色が、
見えるんじゃないかって思ってます。
かっこいい・・・!!
ありがとうございます(笑)
だってきのっちさん今32歳?
今年で33歳?
そうです。
私、同じ年なんですよ。
ほんと、しっかりしてるなぁって(笑)
きのっちさんのやってきたことを聞いてると、
全部に無駄がない感じがするんですよね。
効率が良いとかじゃなくて・・・
考えて選んでたり、「妥協がない」感じ?
うんうん。
例えば、
「ここに将来いるイメージわかないなぁ」
って思いながら、
2年10年同じところに勤めてる人って
少なくないと思うんです。
でも、きのっちさんは
「とりあえず引っ越してみよう」とか(笑)
行動する時の躊躇があんまりない。
でも、学校に行けなかった時は、
めっちゃ躊躇があったと思うんです。
「こう言われたらどうしよう」って考えて、
結果動けないみたいな。
どこかで、変わるキッカケがあったんですか?


