「学校に行かなくなってから、すぐ引きこもるようになりました」
お話ししてくれたのは、兵庫県在住のせっちゃん(38)。

小学5年生から不登校になった理由から、引きこもっていた頃の生活。
可能性に懸けた受験期から、「こだわらなくなった」いまの働き方についてお話ししてくれました。

全11回でお届けします。

画像:本人撮影

#2
「9時間、天井を眺めてた」
小学生引きこもり生活

今でも覚えてるのは、天井の壁。
シミとかの模様ですかね。


最初の1年半くらいは
まじで、何もしていないです。

部屋にはテレビがないし、
当時1998年とかなので
インターネットもなくて。

だからもう、
布団に横たわって、
天井の模様とか、シミを見て。

気がついたら
8時間、9時間過ぎてた、みたいな。

そういう生活を
700日くらい続けてました。

この時期は、
イスに座ることもできなかったし、
机の引き出しも開けたことがないです。

多分、というか
おそらく病んでたんだと思います。
今思ってみれば。


もう本当に、何もする気が起きない。
それくらい強烈だったんだと思います。

食事に関しては、1日1食でした。
2日で1食も全然ありました。


だからもう、親が見かねて。

ベットから無理くり
引っ張り出して食べさせる、
みたいな感じでした。

正直、排泄も。

毎回じゃないですけれど、
自分の部屋でしたものを
親が片付けるみたいな状態だったので。

衛生的にもかなり、
やばい状態でしたね。

親からして見れば、
学校行く行かないよりも
「生きていけるのか?」っていう
心配はかなりあったみたいです。

横になっている時間が10時間・・・
下手したら20時間ぐらい
ありましたから。

なんかね、ふと体重を測ったんです。
家にある体重計で。

小5からこもり始めて、
中2になった年でした。

何で測りたくなったのかは
覚えてないんですけど。

体重計を見て、
体重の少なさに驚いたのもありますが、
立ってるだけで、
貧血で気持ち悪くなってしまって。

その時に、
「これはまずい」って思いました。


「何かしないといけない」と。

それで、はじめて
自分の机に向かってみました。

といっても、あれですよ。
イスがあるんで(笑)

気持ち悪くなっても、
座ってればいいやって思っただけです(笑)

勉強道具とか教科書は、
全部学校に置きっぱなしだったので
部屋にはなくて。

引き出しにあったのは、
小型の携帯ラジオが1個。

全然(笑)
触ったこともなかったです。


それと、
私が住んでる兵庫県の地図が入ってました。

最初は地図を見て
自分の知ってるスーパーとか探してたんですけど、
一週間くらいで見飽きちゃって。

そこからラジオを触るようになったのが、
中2の年末ぐらいです。

ベットから起きてる時間が
5時間とか、
少しずつ活動できるようになりました。

でもね、ちょっと。
決定的なことが起こってしまって。

学年でいうと、
中2の冬休みくらいの時で。

母が部屋に入ってきたんですよ。

私は基本、
部屋に両親が入ってきても無反応。

反発する気力もなかったんですけど。

でも、その時だけは、
自分の虫の居所が悪かったのか、
「ちょっと入ってこないでくれ」

って母に言ったんです。

でも、何か話したかったみたいで、
「ちょっとだけいいでしょ」
って部屋に入ってきて。

そこからすごい、
言い争いみたいになったんですね。