「将来の夢なのに、恥ずかしくて人に言えなかった」
お話ししてくれたのは、千葉県在住のしくしくさん(25)

小さい頃から父と追いかけたプロ野球選手の夢。
野球部で経験した挫折と、それを支えてくれた家族や先生。
コロナ禍の就職活動から、思いもしなかった今のお仕事について、お話ししてくれました。

全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#7
「大学辞めようと思ってた」
コロナ禍の就職活動

そうですね。
結論、めっちゃ楽しかったです。

土木専門の学科なので、
授業はほぼ同じメンバーなんです。
まとまった仲間ができて、
しょっちゅう遊んでました。

ただ、3年になると授業が難しくなったり、
サークルが忙しかったりで、
ある授業の単位がギリギリになりました。
このままいくと4年に上がれないかも?って。

授業もサークルも上手くいかない、
何もかも上手くいかない、って。
まだ落ちてないのに、
自分の中で「終わった」みたいになって(笑)

大学の相談室に行って、
「もう無理です、大学辞めようと思います」って言ったんですよ。
まだ、授業をひとつ落とすかもしれない
だけのなのに。

淡々とした先生だったんですけど、
「君はドラクエはわかるかな?」って(笑)

「君はがMPがそんなに多くないのに、
メラガイアーを連発したり、
マヒャデドスも使ってる。
自分のMPに見合った行動しないとね。」
みたいなことを言われて(笑)

吹っ切れたわけじゃないんですけど、
それを聞いて、今辞めるのは
さすがに勿体ないことがわかって。

その時、不登校の頃を思い出しましたね。
「やっぱり俺は続けられない、弱い人間だ」って。

「たまたま学校に行けたけど、
何も解決してなかったんだ」って。

いや…
「あの時に比べればまだマシか」って。
「当時の経験が支えてくれたのかも」
なんて思ってましたね。

とりあえず4年勉強したし、
土木系で行くしかないかない、と思ってました。

プライドかわかんないんですけど、
割と大きい会社を探してたかも。

そこまでこだわりはなかったんですけど、
大学のボランティアサークルで
東日本大震災の被災地に
お手伝いに行った経験があって。
災害とか、防災対策に興味がありました。

で、せっかくインターンに行くなら、
そっち系の会社で、
日本で一番でかいとこ行っとくか!みたいな(笑)

そしたらポンポンと、入社できて。

インターンに行った人の中で早期選考があって。
それで受かりました。

就活時期がコロナ直撃で、
初めて外出規制が出た年だったので。

僕、一次選考は早めに受けてて、
最終選考だけ東京に行く予定だったんですよ。

でも、最終選考が終わった1週間後に
外出規制が出ちゃって。

本当は他の会社も受ける予定だったんですけど、
あの頃は会社自体も完全に止まってたので。

そういうのもあって、
最初に受かった会社に決めました。

はい、東京で就職しました。

まず、”防災に関わる仕事”ってかなり幅広くて。
例えば極端な話、
防災関連のマーケティングしている人も
「防災の仕事」と言われるわけで。

物をつくるといっても、
トンネル部署とか、
河川の氾濫を防ぐ部署とか、
生物とかそういう環境関係。
あと道路をつくる交通部とか。

で、土木っていうと、
そういうものを専門で作るゼネコンとか、
現場監督をする会社があるんですが、
僕は現場とか絶対無理だったんで(笑)

コンサルタントとか、
設計計画する会社に入りました。