「このまま行くと絶対おかしくなる」
お話ししてくれたのは、埼玉県在住のふくのりさん(46)。

中1で襲った原因不明の症状。
周りに恵まれるも、孤独に突き落とされたキッカケと、乗り越えた先で見えたもの。
「いまが充実しています」と言えるまで、経験したお仕事についてお話ししてくれました。

全9回でお届けします。

画像:本人撮影

#5
「色んな高校があった」
父親を納得させるための進学先

中3卒業するまでは毎日通って、
通信制高校と併用しながら、
19歳まで行ってました。

そうですね 、
苦手な教科はないんですけど
勉強そのものは嫌いでしたから(笑)

でも、通信制高校に行ってみたら
中学ほとんど勉強してなかったので
むしろ新鮮になってて(笑)

そういう意味で、
通信のレポートなんかも
楽しくというか、
良い感覚でできてました。

15歳になる時に父親から、
「学校に行くか、働くか選べ」と言われて。
もう、すごく悩んだんです(笑)

急に働くなんて無理だと思ってたので、
フリースクールのスタッフに相談してたら、
単位制とか通信制とか、
色んな形の高校があるって知って。

僕は教室がダメだって分かっていたので、
極力通わずに卒業できる通信制を選びました。

当時、学費がすごく安かったんですよ。
だから通信制高校で、
まず父親を納得させて(笑)
フリースクールにも通って。

僕としては、
「通信通ったけど無理でした、
やっぱりフリースクールだけにします」
っていう流れにしようと思ってたんですよね。

「高卒認定取りたい」とか思ってなくて。
ただ、父親を納得させるために
通信制高校に入ったんですけど、
実際通ってみると、
「週1回だったらなんとか通えるかも」
って思えました。

たぶん、
生徒の年齢層が高かったり、
授業ごとにクラスメイトが変わるのが
自分に合ってたんだと思います。

父親の圧力に負けて高校に行ったけど、
結局バスケ部にも入って、
案外面白く過ごして卒業したっていう(笑)

そうですね。
僕がフリースクールに入って一番ビックリしたのが、
年上の人達がフリースクールに通いながら
アルバイトしていたことで。

「不登校でもアルバイトってできるんだ!」って、
その時からアルバイトに憧れてました。

僕もいつかやりたいけど、
どうすればいいんだろうと思ってた時に、
フリースクールで、ある企画があって。

今まで学校に行かず、
親にフリースクールのお金を
払ってもらっているから、
『できるだけ自分達の力で
旅費を貯めて旅行に行こう』
っていう企画で。

だから、
「アルバイト必要じゃん!」と思って。
それに後押しされて、高1で、
ファストフードでアルバイトを始めました。