「これ以上嫌われたくなかったんです」
お話ししてくれたのは、関東在住のななさん(30)。

小学6年生で不登校になってから、試みた学校復帰と挫折。
通信制高校から看護師になった経緯や、公立中学校の養護教諭として働く現在についてお話ししてくれました。


全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#7
「終末期医療に関わりたい」
看護師の就活事情と1年目

えっと、だいたい落ちないので
行きたい病院一つしか受けないですね。

今はどこも看護師不足なんで(笑)

だから試験というより、
「行きたいところを受ける」
って感じです。

それでいうと、
看護師になろうか迷ってたんですよ。
養護教員(保健室の先生)にも興味があって。
養護教員に必要な免許は、
大学に追加で1年行けば取れたので。

で、高校の先生に相談したら、
「学校は、社会に出ていく人を育てる場所だから
先生になる人が社会を知らなくてどうするの?」
って言葉が腑に落ちて。

結局、看護師で働きながら
自分が行ってたフリースクールで
ボランティアをし始めました。

どの科に配属されるかは、
病院の判断になるんですけど、
希望は出せます。

第一希望は小児科だったんですけど、
ダメでした(笑)
第二希望は混合病棟で。

混合科っていうのは、
外科と内科の混合病棟なんですよ。

有料の病床がある科なんです。
お金をちょっと多く払った人が
入る病棟でなので、
色んな科が集まっているっていう。
この中に小児科もあるんですよ。

それで、
混合病棟の配属になりました。

まずは、3日間研修を受けました。
うちの病院は現場で学ぶスタイルだったので
短い方だと思います。

3日後、病棟へ配属されたら
シャドウイングっていって
1人の先輩看護師の後ろに
影みたいにくっついて、見て学びます。

その後は実践ですね。
普通は8人とか12人くらいの
患者さんを受け持つんですけど、
最初は4人から始めて、
だんだん増えていく感じだったと思います。

ちょっと忘れちゃってますね(笑)

でもチームで動くので、
一人で担当することはないです。
二人で何人持つか、みたいな。

で、6月くらいから夜勤が始まりますね。

そうなんですよ、
夜勤しないとお給料すごく低いので(笑)

実際、1年目はどうでしたか?
新人の時は注意とか、叱られることも
あったんじゃないかなと思って。

やっぱり怒られるのは苦手でした。
看護師長なんて怖すぎて(笑)
ワンピースって見てますか?

あの、まじで
覇王色の覇気をまとってるんですよ(笑)

怒られたら倒れそうなくらい(笑)
本当にすごくて。

でも、仲のいい同期がいるし、
大学の友達とかもいるし、
そこで愚痴って発散してた感じですね。

うんうん。

そうなんです。
でも、1年ちょっとで病院を変えました。

元々、終末期医療に関わりたくて
看護師になったんです。

でも、終末期医療は色んな知識や
経験が必要とされるから、
「新卒ですぐ行くもんじゃない」
大学の先生からアドバイスもらって、

研修が充実している
最初の病院を選んだんですよね。

だから次は、
「終末期医療のある病院に行きたい!」と思って、
終末期医療のできる病棟の病院に行きます。

でも、思った通りには行かなくて・・・
ここでも覇王色の覇気をまとった
看護師長いるし(笑)

なにより、時間に追われてて
患者さんとゆっくり話す時間がないんですよ。
コミュニケーション取りたかったら
勤務時間外に話に行くしかなくて。

やっぱり命優先っていうのがあるんで。
あと人間関係も嫌になっちゃって。

「次こそは終末期医療やりたい」と思って
終末期医療のできる病棟の病院に行きます。

そうですね。
しかも終末期医療の募集している
ってことは、ブラックだなと(笑)
わざわざ新人も取るぐらいなので。

人間関係はよかったです。

でも、看護師長や部長がいなかったりして。
「組織として大丈夫かな?」
みたいな部分がブラックでした。
でも、やりたいことはできましたね。


患者さん一人一人と話せて、
向き合えました。

1年半ぐらいですね。
看護師は丸3年やってたって感じです。