「生まれは九州で、21歳から東京に住んでいます。」
お話ししてくれたのは美空さん(40)。

小学3年生で学校が怖くなった理由や、7年間の不登校でつながり続けたお友達のこと。
15歳で社会人になった経緯や仕事のやりがい・大変さについて話してくれました。

全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#7
「キラキラしたところ行きたい」
19歳、声優学校の入学と退学

そうですね、
やっぱり怒られたり、
注意されたりっていうことに
異常なほど、恐怖を感じてしまって。

それで学校に行けなくなって。

これはもう駄目だと思って、
実家に帰ることになってしまって。

そもそもで言うと、
久しぶりに行った学校なので
チャイムが鳴るとか、
生徒手帳を貰えるだけでも
すごくテンションが上がって。

最初はめちゃくちゃ楽しかったです。

授業を受けるのも、新鮮で楽しくて。
最初は成績めっちゃ良かったんですよ。

学校に入る前の
特待生オーディションがあって、
150人くらい受けた中の
最終6人に選ばれたり。

地元のラジオ局に
希望者の生徒が出られる
学内オーディションみたいなのがあって、
それも合格したりとか。

なので全部が楽しかったし、
上手くいってたんですけど。

でも、私が感じた厳しさ
っていうのは、いわゆる、
ごく普通のことです。

役者さん業界は、
みんなの前でダメ出し
とか、普通なので。

「やる気ないんだったらもう来るな」とか、
私じゃなくて、
誰かが言われていても、
敏感に反応してしまって。

私もミスしたら言われるんじゃないか、
っていう恐怖があったり。

あと、大体はうまくやれたんですけど、
ダンスとか、
そういうジャンルが壊滅的に苦手で(笑)

一つダメなことがあると思うと、
「いつ怒られるだろう」って、
すごく怖くなっちゃって。

1日行けなかったら、
その日授業でやったことができてないから
「もっとダメになる」みたいな。

どんどん行けなくなっちゃって、
もう、怖くて怖くて。
学校に行けなくなり退学しました。

はい。

実家に帰って、
しばらくはゆっくりしようと
思っていたんですけど、
お父さんが
「寝てばかりいたらダメになるぞ」
って言ってきて(笑)

最初に働いてた和食屋さんが
アルバイト募集していたので、
もう1回雇ってもらいました。

しばらく働いてお金を貯めて、
市内の方で一人暮らしをはじめました。

で、学校は辞めてしまったけど、
夢を諦めたわけではなかったので。

そこでお金を貯めて、
東京の養成所に通いたいと思ったんです。

上京する方法を模索して、
何とか東京に行けました。

1年半ぐらいですかね。

そうですね、
「キラキラしたところ行きたい」って
ずっと思ってましたし、
専門学校の時の同級生が卒業して、
東京に行く人もいっぱい居たので。

「一緒に行きたい」
っていう思いもありました。

あと、自分で追いかけてるものの、
逆に、夢から追い詰められていた
っていうところもあって。

「なんでお前は上京しないんだ」
「なんで夢を追いかけないんだ」
みたいに、追われてる感じがあって。

そうなんですよ(笑)
追い詰められるというか、
背中を押されてる感じですかね。

なので前向きに
「行かなきゃいけない」
って思ってました。

いや、その計画だったんですけど、
全然貯金は貯まってなくて。


寮付きの仕事を見つけて上京しました。