「生まれは九州で、21歳から東京に住んでいます。」
お話ししてくれたのは美空さん(40)。

小学3年生で学校が怖くなった理由や、7年間の不登校でつながり続けたお友達のこと。
15歳で社会人になった経緯や仕事のやりがい・大変さについて話してくれました。

全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#6
「色んなことがあった」
ぶつかった壁と、見守ってくれた大人たち

「領収書を書いてください」
って言われた時に
漢字がわからない、とか。

電話の対応の仕方がわからない、とか。

最初の頃は、
「いらっしゃいませ」
っていう言葉が言えなくて、
大きい声が出せなかったり。

目上の人に対しての
敬語がわからないとか。

色んなことがあったんですけど、
1こずつ、クリアしたり、
避けていったり、
何とかしていった感じです。

いましたいました!
「あそこの子が来るんだ」みたいに
言ってくるおばちゃんがいて。

なんか菜箸で、
「早くしなさいよ」って
つついてきたり(笑)

そういう面は
すごく嫌いだったんですけど、
良いところもある人だったので。

それが救いだったかもしれないです。

あと、私が小言を言われてるのを
他の人が見つけてくれて、
シフトをずらしてくれたりとか。

そういうことがあっても、
どこかで見てくれてる人が居た
っていう感じでしたね。

うん。

ほんと、そうですよね。
「大人は無理」って言ってたのに
私なんで大丈夫だったんだろう?

いやあ、ありがとうございます。

今ふと思ったのが、
働き始めてからやっと、
私は私で、周りを対等に認識できたのかなと。

大人だけど、
その前に職場仲間。

それは大きいかもしれません。

職場で日曜日に出勤したら、
「おジャ魔女ドレミ見た?」
みたいな話をしたり(笑)

大人だけど、年上だけど、
恐怖じゃなくって。

おばちゃん達に、
女の子みたいなものを感じてた気がしますね。

4年ぐらいいましたね。
19歳半ばぐらいで辞めたので。

アニメ声優さんの勉強ができる
専門学校に行くために辞めました。

学校行ってなかった時から、
アニメとかゲームが
私はものすごく好きで。

そういう世界に行ってみたくて、
アニメ声優さんになりたくって。

それを勉強できる専門学校に
進学しようと思って、
職場に「辞めます」って言いました。

そうです。
通いたい学校は、
県外の福岡にあったので、
そこに行くことにしました。

そうそう、
働きながらずっと。

小っちゃい時から思ってたんですよね。

声優さんとか、アニメ書いたり、
漫画書いてる人っていいな、
キラキラしてるな、って
すごく憧れてたので。

「いつか絶対チャレンジしたい」
って思ってました。

でも、
専門学校は2年あるんですけど、
1年で色々あって、退学してしまって。
実家に帰ったんですよね。

昔の不登校と同じですね、
やっぱり、怖くて。