「将来の夢なのに、恥ずかしくて人に言えなかった」
お話ししてくれたのは、千葉県在住のしくしくさん(25)

小さい頃から父と追いかけたプロ野球選手の夢。
野球部で経験した挫折と、それを支えてくれた家族や先生。
コロナ禍の就職活動から、思いもしなかった今のお仕事について、お話ししてくれました。

全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#9
「人と接する仕事がいいかも」
想定外の転職先

まず、辞めようと思ってから色々考えました。

「そもそもパソコンに向かっているの嫌かも」とか、
「このままテレワークを続けたいのか?」みたいな。

それでだんだん、
「人と接する仕事がいいな」って思考になってきて。
「カウンセラーいいかも」って思うようになって。

でも「そもそも人と働けるのか?」とか、
「自分の心地いい場所が欲しいだけなのか?」とか、
考え出すとよくわかんなくなって(笑)

結局、「いつかカウンセラーで独立できたらいいかな」
ってところに落ち着いたんですよね。

それで、民間のカウンセラー資格を取っておこうと思って、
会社を辞めたタイミングで申し込みました。

でも、資格の勉強してるだけじゃ生きていけないので。

将来に活かせそうな仕事をしようと思って、
未経験でも始められる仕事を探していたら、
今働いてる放課後等デイサービス
ぶち当たったって感じですね。

だから、カウンセラーの資格は取ってるんですけど、
僕の優先順位が逆になっちゃって(笑)

まぁまぁなお金払って取ったんですけど、
放課後デイの仕事が楽しくなっちゃいました(笑)

まず、一番に感じたのは
「自分って思ったより子ども好きだ」って。
保育士さんとか絶対無理だな思ってたんですけど、
結構子ども好きでした(笑)

だいたい10人の子どもを
大人4.5人で見守るって感じです。


特別支援学校に行ってる子や、
知的障がいで喋れない・話せない子、
トイレが自立してない小学6年生。
普通学級に通っているけど
コミュニケーションに壁というか、
ちょっと課題があって行きづらい子、とか。

小学校1年生から高校3年生までいます。

そうですね、
午前中は未就学の子も来たりするので。

でも、全員が来るわけではなくて、
基本10人前後なので。

体当たりですよね(笑)
ひたすらその子を知っていくだけ。

時間かけて一緒にいて、
「ここまでできるんだな」とか
「意外とこれもできるんだ」って、
会う度に知って、思って。

他のスタッフと遊んでいるのを横目に見て、
「あの子名前書けるんだ」、
「このゲーム好きなんだ」とか、
その子に毎回毎回教えてもらってました。

その、一人ひとりに寄り添える環境っていうのが
僕に合ってたのかなと思いますね。

正直、今でもちょっと、
学校の先生に憧れています。

でも、30人中一人できない奴がいたとして、
頑張れば拾えるかもしれないけど、
でも、限界あるじゃないですか。

二人三人できない奴がいた時、
その子を見て見ぬフリしながら
僕は授業を進められるのか?とか。

逆に、無理してその子をフォローし続けて
体ぶっ壊したかもしれないなって思うと、
一人ひとりに寄り添える
今の環境は良かったなと思います。