「将来の夢なのに、恥ずかしくて人に言えなかった」
お話ししてくれたのは、千葉県在住のしくしくさん(25)

小さい頃から父と追いかけたプロ野球選手の夢。
野球部で経験した挫折と、それを支えてくれた家族や先生。
コロナ禍の就職活動から、思いもしなかった今のお仕事について、お話ししてくれました。

全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#10
「もし戻れるなら大学の進路」
今だから思うこと

子どもと向き合って、
大変なことはあるけど嫌とかではないですし…。
やっぱ、人間関係みたいなものですかね。

そうですね。
今でもそうなんですけど、
自分は年上の人が割と苦手で。

小さい頃に野球で先輩や先生に罵られたり、
キツイこと言われたからかな?って、
自分の中では思ってるんですけど。

職場で、年上で厳しい方というか、
あんまり話を聞いてもらえない感じの人が
同じチームにいた時は苦しかったですね。

社長に「チームを変えさせてください」って言いました。

実際、あまりよろしくない対応があったので、
素直に言いました。

結局、その人辞めたんで
のびのびやってます(笑)

自分が壊れたり、会社を辞める前に、
「チームを変えてほしい」って言えたことが、
自分にとってはひとつ、成長というか。
大きかったなぁ、なんて思います。

そうですね。

-

んー。
今思えば、ネットの記事や親の言葉を鵜呑みにして
色々選んでたなぁって。

中3の時の僕は、
不登校を経験した背景があるから
精神科とかの先生とか、
スクールカウンセラーとか、
学校の先生とか。
そういう職業が頭の中にあったんですよ。

ただ、何かで調べた時に、
「スクールカウンセラーは稼げない」
ってことを見て。

医者はすごく狭き門だし、
学校の先生は激務で…
っていうのを親に聞いたのかな?

その言葉を鵜呑みにして、
高2で理系を選んだんです。

「理系に行ってりゃ安泰だ」
みたいな言葉を鵜呑みにして。

次は、理系を選んだから
「理系の大学に行かなきゃ」と思って。

僕、長崎崎出身なんですけど、
何となく一人暮らししたいから
県外の国公立の大学を探して。

何となく環境問題に興味あるかもって思って、
学部名に「環境」の文字が入ってる
大学を適当に選んで(笑)

そんな感じで、親のレールじゃないけど、
なんか流されて選んでしまって。

結局、理系の土木の会社に就職して。
手に職はついたけど「やっぱり違うな」と思って。

「自分は何したかったっけ?」って思ったら
不登校とか、教育とか、
そういうことに関わる仕事がしたいなと思って、
今そういう仕事に就いてる。

後悔してますか?

今の人生に不満があるわけじゃないですけど、
もし、自分の人生を立ち戻れるとしたら、
不登校になった時とか
野球部の時っていうよりは、
大学の進路の時だなって思いますね。

親とか、誰かから聞いたことで
将来を選択しちゃって。


本当にやりたかった仕事に就いていたり、
今の仕事に役立つことを
大学で学んだりする世界線も
あっただろうなぁって、今もちょっと思いますね。


だから、
「自分が本当に興味のあること、
進んでみたい道に進んでほしい」って言いたいです。


【お話ししてくれた方プロフィール】
しくしくさん(25)
長崎県出身・千葉県在住
中学2年~3年まで不登校
放課後等デイサービス勤務

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