「将来の夢なのに、恥ずかしくて人に言えなかった」
お話ししてくれたのは、千葉県在住のしくしくさん(25)

小さい頃から父と追いかけたプロ野球選手の夢。
野球部で経験した挫折と、それを支えてくれた家族や先生。
コロナ禍の就職活動から、思いもしなかった今のお仕事について、お話ししてくれました。

全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#5
「毎週家に来てくれた」
先生との出会い

んー、何だかんだ
恵まれてたんだろうなと思います。


親が頑張って考えを切り替えてくれたもそうだし、
担任の先生が、毎週家に来てくれて。

最初は会いもしなかったんですけど、
毎週来るもんだから、断りづらくて(笑)

会ってみたら、
「学校に来い」とか全然言わずに
「おー」とか言って(笑)

「今日はこんなことあってなー」みたいな、
「また充電たまったら来いよ」くらいの感じでいてくれて。

先生と話すようになった時、
「”万事塞翁が馬”だから」って言ってくれて。


『今休んでることが、
良いことか、悪いことかは、
将来進んでみないとわかんないもんだから』って。

休んでた1,2,3月と
熱心に来てくれたのもあって、
僕は4月から頑張って行こうと思ってたんですけど、

先生、転勤になっちゃって。

「僕は神に見放されたんか」って思うくらいショックで。
だからこそ、「先生の離任式には行かなきゃ」と思って。


僕の久々の登校は離任式になりました。

「その先生に会いに行く、学校に行く姿で会いたい」
と思って行きました。

自分がパッて入って
教室がザワザワするのが怖い。
だから朝一で絶対誰もいない時間からいて、
一人で迎え撃つ体制でいようと思って(笑)

友達が「え?おるやん!」みたいな(笑)
自分は「おー、来たわ」みたいな感じで。

そうですね。
4月からポツポツ登校になりました。

その頃、
部活キッカケで行けなくなったからか、
体育の授業も連動して嫌になっちゃって。

有難いことに、
勉強は割とできてた方で。
休んでたものの、いい点取れました(笑)

だから、行きたくない授業は
うまいこと外してました。

あと、好き嫌いがすごく多くて。
給食がすごいネックだったんですよ。

だから給食時間も外してましたね。
小学校からずっと同じメンバーなので、
僕が好き嫌いが多いことは、みんな知ってたので。

「お前、給食嫌いだから今来ただろう!」とか、
先生とかも「お前またかー」みたいな(笑)

そうですね、
その辺もかなり恵まれてたのかなと思います。

部活は、3月で辞める決意をしまして。

そこは結構大きかったですね。
本当にもう、ボロボロ泣きながら
「辞める」って言ったのは覚えてます。

やっぱり、苦しめたものではあったけど、
僕の中で大事なものだったので。

心にぽっかり穴が開いたような気もしたし、
すごい重いものを下ろしたような
気分でもあったような…そんな記憶ですね。

2つ上の姉が進学校に行ったので、
「自分も行かないと」と思ってました。