「このまま行くと絶対おかしくなる」
お話ししてくれたのは、埼玉県在住のふくのりさん(46)。

中1で襲った原因不明の症状。
周りに恵まれるも、孤独に突き落とされたキッカケと、乗り越えた先で見えたもの。
「いまが充実しています」と言えるまで、経験したお仕事についてお話ししてくれました。

全9回でお届けします。

画像:本人撮影

#4
「失っていた言葉がどんどん出てきた」
フリースクールとの出会い

引っ越す前から、
「埼玉に行ったらこういうところがあるよ」って
母親が調べてくれて、見学にも行ってました。

でも、実際行ってみると、どこも合わなくて。
やってることが厳しいというか、
「支援してあげよう」みたいな感じだったりで。

だからフリースクールは諦めてたんです。
で、どん底まで行きました。

その時、自分の中が変わったんです。
『死のうと思ってたんだから、
後は上がるだけだ』って。
『もう何でもしちゃえ』って(笑)

だから、もう一度
フリースクールに行ってみようと。

そのタイミングで、
人気が高かったフリースクールに
ちょうど空きが出て。
「自分で何とかしよう」と思って入ったら
結構僕に合ってて、良かったんです。

まだ頻尿はずっと続いてましたが、
通い始めたフリースクールは
教室っていう縛りもないし、授業もない。
色んな部屋があって、
時間が決められていないから
いつトイレに行っても良くて。

だから、「隣の部屋行ってくる」って行って
その帰りにトイレに寄ったりできるっていう。

トイレにいつ行っても、
いつ戻ってきてもいい。
もし辛くなったら帰っちゃえばいい。
っていう安心感がすごくありました。

学校の教室では常に

「閉じ込められてる」
っていう感じがあったんですけど、
フリースクールでは
閉じ込められてる感じが全然しなかった。

だから、
「ここは行きやすい」と思って行ってました。

すごく楽しかったんで
「毎日通いたい!」と思って(笑)
毎日行ってました。

やっぱり、学校に行ってないことを
人に伝えられないじゃないですか?

「私が不登校だった時は
あれこれした方がよかった」って
言う人がいたり、
「大変ね」とか言われるのが・・・

そう言われてしまうと、うまく話せない。
自分の本当の気持ちを話せない
感じがあったんですよね。

でも、フリースクールに行くと
みんな学校に行ってないことを
全然気にしてない。
一人の人間として接してくれるから、
自分の中で失っていた言葉が
どんどん出てきて。

「あぁ楽しい!」って。
聞いてくれて、話せることがすごく楽しくて。

ただ、フリースクールは電車通学なので
満員電車はきつかったんですけど。


それでも、毎朝一駅ずつ降りて、
トイレに行ってでも通ってました。

そこまでしてでも
「自分がいられる居場所に行きたい」
って思いで、毎日通っていました。