「これ以上嫌われたくなかったんです」
お話ししてくれたのは、関東在住のななさん(30)。

小学6年生で不登校になってから、試みた学校復帰と挫折。
通信制高校から看護師になった経緯や、公立中学校の養護教諭として働く現在についてお話ししてくれました。


全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#9
「"違うでしょ"って思ったら戦います」
保健室の先生の日常

基本暇ですよ(笑)

強いて言えば、
事務作業がちょっと多いですね。

4月はめっちゃ忙しいです。
新学期が始まるまでに
「私はこういう計画で保健室を運営します」
っていう計画書を出したり、
生徒の健康観察の名簿を作ったりとか。

あと、入学してすぐ発育測定がありますね。

発育測定と同時に問診票とか
予防接種の記録をつくって、集計するんです。
で、終わった生徒から
「あなたはこの病院に行きなさい」っていう
お手紙をつくって出して。

その後は、1学期に
体育祭があるんで準備しつつ、
林間学校と修学旅行も重なっていて
行かなきゃいけなかったり・・・

1学期は結構つまってました(笑)

そうなんですよ。
2学期は合唱コンくらいしか
私が参加するイベントないので(笑)
だから2学期が一番暇ですね。

3学期は来年度の計画を立てたり、
文科省に出す集計をつくったり。
もし異動があれば、
お片付けとか引き継ぎ作業があります。

実は、生徒あんまり
来ないんですよね(笑)

今の学校の前に、
もう1校経験があるんですけど、
そこは800人超えの学校だったんですよ。

多い時は1日に30人ぐらい来ていて。
毎日大変だったんですけど、
今は多くても10人いかないです。

約300人です。

別室登校できるお部屋があるんで
いないですね。
たまに別室にも行けない子が
ちょっと寄るくらいです。

そうですね。
やっぱり養護教諭って
学校に一人しかいないので、

大変な時もありますし、
逆に一人でできる良い点もあります。

例えば、事務処理が多いんですけど、
思ったより進まない日があっても
「自分が明日やればいいし」っていう感じ。
誰にも迷惑がかからないのは気が楽です。

唯一、大変なことでいえば
学校って”担任主義”なんですよ。
担任が知っとかなきゃいけない、
担任が動かなきゃいけない、
っていうところなので。

それもありますし、
何て言ったらいいんだろう・・・
例えば、私がAちゃんの相談に乗ってたとします。
でも最終的には、
担任につなげなきゃいけないんですよ。


それが大変というか、難しいですね。

やっぱり、卒業した時は
良かったなって思いますね。

この前あったことなんですけど、
在学中どうしようもない子が一人いて(笑)

担任は全日制に行かせたったんですけど、
私は「朝起きれてないんだから無理!
定時制が無理なく通える」って主張して、
結構バチバチに言い合ってたんですよね(笑)
その子の進路のことで。

結局、定時に行ったんですけど
その子と最近たまたま駅で会って。

中学は全然来てなかったのに、
高校は「一日も休んでない!」
って言っていて。

「野球を頑張って大会にも出る」
って言ってくれた時は、
良かったなぁって思いました。

そうですね、
「これは違うだろ」って思ったら
戦いますね(笑)

いや、そんなことはないですね。