「これ以上嫌われたくなかったんです」
お話ししてくれたのは、関東在住のななさん(30)。

小学6年生で不登校になってから、試みた学校復帰と挫折。
通信制高校から看護師になった経緯や、公立中学校の養護教諭として働く現在についてお話ししてくれました。


全10回でお届けします。

画像:本人撮影

#5
「すごく信頼してた」
フリースクールの出会いと高校選び

なんか、学校行けてない子って、
「自分みたいに暗いんだろうな」
って思ってました。

でも、実際行ってみたら
すごい明るい子ばっかりだったんですよ。
だから見学のあとに、
「体験会も行ってみよう」ってなりました。

どうなんだろう・・・
先生は、良くも悪くも
普通でした(笑)

通っている子でいうと、
中1から中3が結構揃っていて。
学年は違うけどみんな対等な関係で、
それが良かったです。

ひとつ、
残ってるエピソードがあって。

女性の大学生ボランティアさんがいて、
私はその人をすごく信頼してたんです。
と言っても、信頼しきれるまで
1年ぐらいはかかるんですけど。

中3の真ん中ぐらいかな?

私がポロっと、
今まであった不登校の出来事を
話したことがあって。

そしたらボランティアさんが
「聞くよ」みたいに言ってくれて。

聞くって言っても、
話しはすごく長いから、
何時間もかけて話したんですけど。

それをずっと「うんうん」って
聞いてくれて。

なんか、それまでは
不登校ってすごい悪いことで、
話したくもないエピソードだったんですけど。

それが、
「こんな悪い話でも受け入れてくれる」
「ずっと聞いてくれる人がいるんだ」
っていうことがすごい心に残って。
すごく、嬉しくて。

それがあって、
今もこうやって話せているので、
結構印象に残ってますね。

高校は行くつもりでした。
「学校行ってない自分がこのまま社会で働けるのか」
っていう不安は、やっぱりあったので。

自分の中で
「普通の高校生活を送りたい」
って気持ちがあったんですよ。

公立高校とか全日制の学校に通いたかったし、
フリースクールの友達も「一緒に行こうよ」って
誘ってくれたりもしたんですけど・・・
でも、自分としては、
良い意味で自分の実力を知っちゃったので。

転校するのも
結構大変でしんどかったですし、
学校復帰を試みたけどダメだったし。

だから、全日制に行ってダメだったら
通信制に戻ってくる、とか、
それはもうできないなと思って。

なので、フリースクールと
同じ建物に入っている通信制高校を受けました。
知ってる先生もいるので、
背伸びせずにいられる学校を受けたって感じですね。

そうですね、
通信制高校ですけど
全日で通えるコースを選んだんで。

なので、基本は行く。
行かなくてもいいんだけど(笑)

いやー、
理想じゃないですよね(笑)

自分の中で、妥協した感はあって。
ただ当時の自分としては、
最善の選択だったなっていう感じですね。

あの時は気持ちの振れ幅が激しかったので、
落ちる時は落ちちゃって。
どうしても休んじゃうんですよ。
でも、出席日数が決まってないので。

そうなんですよ、
どうにでもやり直せるので。
いい経験ですね、通信制高校は。

そうですね
高1くらいから近所の
モスバーガーでバイト始めました。

んー、楽しいもしんどいとも
言えない感じでしたね。
やっぱり人間関係が苦手だったんで。

だから淡々と
こなすようにしてました。

でも、コミュニケーションは取れないし、
注意散漫なんでミスしてションボリ、
みたいな(笑)

高2で予備校通い出したので
そのタイミングで辞めちゃったんですよ。

私、その前に看護師やってたので。

医療系の大学に進むための、
専門の予備校に行ったんですよね。