「学校に行かなくなってから、すぐ引きこもるようになりました」
お話ししてくれたのは、兵庫県在住のせっちゃん(38)。

小学5年生から不登校になった理由から、引きこもっていた頃の生活。
可能性に懸けた受験期から、「こだわらなくなった」いまの働き方についてお話ししてくれました。

全11回でお届けします。

画像:本人撮影

#9
「未練は全くなかった」
ライフワーク優先の働き方

そうそう。

今より高い給料の会社に転職する、
を何回も続けていけば
ひとつの会社に居続けるよりも、
もっと給料を上げられるので。

そういうやり方に変えてました。

だからもう、
取り憑かれたかのように
転職をくり返しました(笑)

そうですね。

確かに給料は上がりますけど、
責任とか、業務量も
どっと増えていくので。

でも、あれですよ?

お金第一っていうよりは、
人間関係が嫌でもすぐ転職してます。

経理の仕事って、
要はバックオフィスなので。


社内に苦手な人がいると、
一緒にいる時間がどうしても長くなる。

なので、
いくら給料が高くても、
人間関係が無理だと転職です(笑)

1カ月経たない内に
辞めたこともありますね。

自分がしたいことは、
仕事のキャリアを築くことではなくて、
学校教育に貢献すること。

いわばボランティアですよね。

そのために仕事する
っていう順番なので、
未練は全くなかったです。

もちろん、良いなと思った会社には
2年勤めたりもしました。

そんな感じです。

私の中で「学校教育に貢献したい」
っていうのが、
人生かけてやりたいことなんです。

2010年に
母校(商業高校)の先生から、
“卒業生の声”みたいな感じで
「受験の体験談を話してもらえないか?」
と連絡がきて。

そうなんです、
聞いただけでワクワクしました。

実際、お話させてもらったあと、
それが学生さん達にすごく響いたらしくて。

そうなんです。
実際、同じようなことを言われました。

なので
「私は元々は引きこもりで・・・」
っていう話から始めたら、
「そんな人でも今みたいになれるんや!」
って、思ってもらえたみたいで。

終わって学生さんから

「受験に挑戦することにしました!」
っていう声をものすごく貰って。

それが一番嬉しかったですね。

もちろん、
学生さん本人が頑張ったことですし、
先生方の努力も大前提にあったからですけど。

後日先生から、
その年の国立大学の進学者が
史上最多だったと聞いて。

そこで、
話して良かったって思いましたし、
これをライフワークというか、
生きがいにしたいなと思いました。

今も母校にお話し行かせてもらってますし、
お呼びがかかれば、
他の学校にも行かせてもらってます。

えっと、
かなりの回数転職したんですけど、
今は投資で資産運用しながら

社会貢献活動と両立してる感じです。