「学校に行かなくなってから、すぐ引きこもるようになりました」
お話ししてくれたのは、兵庫県在住のせっちゃん(38)。

小学5年生から不登校になった理由から、引きこもっていた頃の生活。
可能性に懸けた受験期から、「こだわらなくなった」いまの働き方についてお話ししてくれました。

全11回でお届けします。

画像:本人撮影

#5
「バカにしてきた奴らを見返したれ!」
突き進んだ高校生活

そこで、
「私でも頑張ったらいけるんや」って。

だから、入学式の時点で
「勉強に対して身を入れなあかんな」
っていうか、
「身を入れたいな」って思ったんですよね。

はいはい(笑)

そうですね。
言われてみると、嫌なものではなかったですね。
今にして思えば。

でも、運がいい方だったと思います。

入ったところが商業高校で、
簿記とかプログラミングを
率先してやる高校なんです。


で、簿記って結局は
会社の決算書みたいなものを
作ることなんですね。

決算書っていうのが、
小さい時ぼーっと眺めていた
日経新聞とか、四季報に載っている情報を
作るための知識だったんですよ!

だからビックリしました。

簿記の授業で、
「この計算どっかで見たことあるな」
って発見した時点で、
周りの生徒より
テンション上がってるわけです(笑)


そういうことも、
勉強に打ち込める要因だったと思います。

そうですね。

やっぱり中学の先生が、
「あなたでも行ける高校があるよ」と
勧めてくれた高校なので、
偏差値がめっちゃ低かったんです。


数学の授業で九九を言えたのが、
クラスの中で
私だけだったくらい(笑)

そうそう。
だから頑張っていける環境でした。

高3の時に担任の先生と相談しながら
県内にある国立大学に決めました。

はい、先生から勧められたとき
けっこう悩みました。
でも、そこに行ける可能性があるなら
頑張ってみてもいいんじゃないかって。

商業高校なんで、
簿記検定でなんとか推薦枠はとれて。

ただ、推薦入試っていうのが
小論文と面接で。
その小論文は英語なんですよ。

英語を読んで、
自分の考えを日本語で書く、みたいな。


だから英語を訳すスキルが必要でしたし、
面接対策もしたりで、
高3はけっこうしんどかったです。


でも、何とか。
自分のやれることは全部出し切って、
それで合格できたときっていうのは。

本当に、
頑張ってよかったって思いましたね。