「姉がうらやましくて行かなかったわけじゃない」
弟のユート(30)に、生まれて初めて当時のことを聞きました。

小学1年生から4年生まで不登校だった理由や、高校で経験した部活の厳しさ、
転職を繰り返す中でみつけた、自分の"ちょうどいい仕事"について話してくれました。

全9回でお届けします。

画像:本人撮影

#7
「人生で一番辛かった」
ニートが許された理由

んー、やっぱ、
今までは「楽しい」を優先して
やってしまってたから。 

韓国料理屋に転職したら、
自分にできることがなかった。

要は通用せんかったんやな。 

うん、真逆。
まず出勤時間が違う。

韓国料理屋は、
昼にランチがあるから朝出勤して、
昼営業の間に、
夜ディナーの準備をする感じ。

やることも全然違う。

焼肉屋って、
最初にオーダーしたら基本暇なわけよ。 
でも韓国料理は、色んな種類があった。

細かい料理から大きい料理まで、
調理方法もそれぞれ違うし。 

そうそう。

(仕事が)全く通用しなくて、
ポッキリ心折られてた。

そんなだから、
職場での俺の心象も良くないというか。

だって、
紹介で入ってきた正社員雇用なのに、
使い物にならないから。

信頼を得られないわけよ。

やっぱり、
面と向かって言われてなくても
空気で感じる。

その状態も、気持ち良くないし。

まじであれが
人生で一番辛かったよ。
何なら不登校の時より。(笑) 

ほんまに(笑)
だから辞めるまでの1ヶ月は、
ほんとキツかった。 

当時の彼女の前で泣くくらい(笑)
毎日泣いてた。

何なら前働いてた焼肉屋に、
終わったあと泣きに行ってたし(笑) 

かといって、前いた職場に
トンボ帰りはしたくなかった。

韓国料理を辞めてすぐは・・・
何ヶ月も、何もしてなかった。


ニートしてた。

期間ははっきり覚えてないけど、長いよ。 

んー、
何ていうんかな・・・
やっぱ父がうつ病になった時期があるからさ。

だから俺に「早く働け」みたいなこと
言わなかったんだと思う。

働かなくても許されてた。

それもある、最初の頃は特に。
家にいれば、
食いっぱぐれることはないし。 

いや、その前に板金屋にいってる。
建設系の。

たぶん1年いかないくらい。
ここで初めて、
「高い給料」をちゃんと実感したというか。

で、今勤めてる家電量販店の仕事は、
「ちょうどいい」。

俺にとって、
楽しいけど給料安かったのが飲食店で、
高いけどおもしろみがなかったのが
板金屋とか、ライン作業。

今の仕事は、その中間って感じ。

いや、それも紹介。

こっちは自分で探して見つけた。

そろそろ行動せんとやばいよね、
っていう時に調べて見つけた。

派遣は初めてだったけど、
給料は悪くないし、
とりあえず「やってみようかな」って。

で、やってみたら
自分に合ってたから続いてる感じ。